
悟る旅・・・黒部ダムに行って来た。
|Posted:2013/07/25 10:26|Category : 旅|
選挙開票開け・・・結果はどうあれ興味無く、2日程、家内との旅を楽しんだ。
早朝の出発に特急も無く・・・仕方なく、急行でとことこ京都まで・・・
久しぶりに乗る私鉄・・・車内は通勤客・通学者達・・・早朝と言えど結構混んでいた。
車内の光景、7~8割りの人々が耳にイヤホーン取りつけ、虚ろな眼差し、眠って居るのか、覇気が無い。
この異様な光景は吾輩の世界とは違って居る・・・この日は観光目的、我夫婦、心も身も浮き浮きと、
今、通勤電車、こんな光景は当り前とか、当然車掌の話し、聞く耳持たず・・・これ当り前と家内は言う。
どうでも良いかと考えている内に京都に到着・・・サンダーバードに乗り・・・目的地立山へと向かった。
敢えて、旅の想いを詳しく書く事も無いが・・・楽しい思い出の旅に成った事は言うまでも無い。
目的の黒部ダムへと、まずはトロッコ電車に乗り、快適な旅は始まった・・・あいにくの天候不順だが、
路線のゴトゴト音と時には横なぐりの雨、周囲の旅行客の不平の声を聞きながらも私は感動していた。
この狭い谷間を切り開き、線路を伸ばしダム工事に従事した、先人達の功績に、感動するばかり成り。
偉大な日本人の技術と根性・・・こんな事もやり遂げて来たのだと・・・改めて先人には頭が垂れる。
この事業に携わった人々の苦労・犠牲が今観光に浮かれる人々を楽しませて居る現実に複雑な境地に成る。
時には、横なぐりの雨を受けたトロッコの車窓・・・ふと見ると、ところどころに紅葉が見受けられる。
紅葉では無い、楢枯れで有る・・・この周囲は国有林、手入れに費用も要するが、新緑と枯れ木の混植?
複雑な景色で有る、麓の渓流の隅に漂う枯れ木の大木・・・早い話、ゴミである。
万年雪と倒木のコラボ・・・この倒木は大雨で何時かは下流に流れ込むのだろうが・・・
その夜のホテル・・・ニュースは山口県の悲しい事件を報道して居た・・・山里の小集落、死者5名とか。
ニュースで垣間見る、この過疎地の現状・・・加害者の年齢、動向、原因は定かではないが、
加害者はこの村では若い方・・・村八分的、孤立した挙句の凶暴なのか・・・何が有ったか恐ろしい!
目的地の黒部ダムに辿り着く・・・あいにくの天候でダムの放水はしていない・・・そうだろう・・・
時にはバケツをひっくり返す程の大雨・・・下流域での被害を無くすべく、放水は今日は無い。
原発反対、省エネだと、世間は勝手に騒いでいるが・・・次世代エネルギーを作り上げたこの偉大なダム、
これほどの事業を築き上げた痕跡を垣間見て、勝手な事を言ってる私達は何なんだ、再度考えさせられる。
雨はドンドン降り注ぎ、室堂へ辿りつけば景色は殆ど見られない。
少しの晴れ間に微かに見える立山連峰、所どころ残雪がチラホラ・・・黒い化粧で残っている。
雪と言えども真っ黒け・・・ツアー客のおじさん・・・これ中国の大気汚染で汚れてる・・・と
勝手な講釈を聞いてる人達も頷いている、そうでは無い、近くまで車は押しかけ、これ排気汚染だろう!
ガスに包まれ次第に残雪も見えなくなる、これで良かったのだ、黒い残雪なんて、見ない方が良いかも、
若かりし頃、この室堂から雄山に登ったあの光景、あの感激は・・・今も心の隅に残っている。
雨脚はきつくなり、恵みの雨は・・・黒い残雪を洗い流し、山里へと降り注いでいく。
随所にみられる名水の筒・・・ペットボトルに沢山ほり込んでバスに持ち込む人、満足そうだが、
最後まで飲む人、見た事も無い・・・恵みの名水・・・ペットボトルに入れればそれだけで満足か!
言ってる私はこの名水は飲まない・・・雨の日の名水、昔から飲まない事に決めている。
知識はそれぞれ違うのだが・・・色々な雑菌、多量に入る・・・そんな事は自分が知れば良い事成り。
その後の道中、車窓で見る吾輩の目線角度は、何時しか集落の光景を追いかけて居た。
飛び飛びの集落、家屋の裏山は杉・檜が整然と植林されているのだが、殆ど手入れされて無い。
枝打ちもされ無い・・・細い木立ちの杉が乱立、側面は竹藪が広がり、先祖の墓の際まで攻めて居る。
ああ・・・ここも過疎なのか・・・手入れされない山・・・先祖もこの光景をどう眺めて居るのだろう!
子孫の為にと、植栽事業も到る所で挫折、今や竹藪がこの周囲を占拠している姿が嘆かわしい。
そう言えば室堂からの下山道・・・杉の大樹が有った、樹齢1000年とか、中には空洞の大樹も有る。
雷に打たれたのだろう、中は黒焦げ、左右からひこばえ沢山伸ばしそれでも元気に生き伸びている。
この大樹・・・里山の人間の営みをどう眺めて居た事か1000年の道程・・・教えて欲しい!
自然木、枝ぶり良し、我庭師・・・こんな芸当、到底出来ぬ、かなわぬ事・・・頭を下げて下山する。
知る事を得る旅・・・この先も続けてみたい・・・急がなければ・・・
早朝の出発に特急も無く・・・仕方なく、急行でとことこ京都まで・・・
久しぶりに乗る私鉄・・・車内は通勤客・通学者達・・・早朝と言えど結構混んでいた。
車内の光景、7~8割りの人々が耳にイヤホーン取りつけ、虚ろな眼差し、眠って居るのか、覇気が無い。
この異様な光景は吾輩の世界とは違って居る・・・この日は観光目的、我夫婦、心も身も浮き浮きと、
今、通勤電車、こんな光景は当り前とか、当然車掌の話し、聞く耳持たず・・・これ当り前と家内は言う。
どうでも良いかと考えている内に京都に到着・・・サンダーバードに乗り・・・目的地立山へと向かった。
敢えて、旅の想いを詳しく書く事も無いが・・・楽しい思い出の旅に成った事は言うまでも無い。
目的の黒部ダムへと、まずはトロッコ電車に乗り、快適な旅は始まった・・・あいにくの天候不順だが、
路線のゴトゴト音と時には横なぐりの雨、周囲の旅行客の不平の声を聞きながらも私は感動していた。
この狭い谷間を切り開き、線路を伸ばしダム工事に従事した、先人達の功績に、感動するばかり成り。
偉大な日本人の技術と根性・・・こんな事もやり遂げて来たのだと・・・改めて先人には頭が垂れる。
この事業に携わった人々の苦労・犠牲が今観光に浮かれる人々を楽しませて居る現実に複雑な境地に成る。
時には、横なぐりの雨を受けたトロッコの車窓・・・ふと見ると、ところどころに紅葉が見受けられる。
紅葉では無い、楢枯れで有る・・・この周囲は国有林、手入れに費用も要するが、新緑と枯れ木の混植?
複雑な景色で有る、麓の渓流の隅に漂う枯れ木の大木・・・早い話、ゴミである。
万年雪と倒木のコラボ・・・この倒木は大雨で何時かは下流に流れ込むのだろうが・・・
その夜のホテル・・・ニュースは山口県の悲しい事件を報道して居た・・・山里の小集落、死者5名とか。
ニュースで垣間見る、この過疎地の現状・・・加害者の年齢、動向、原因は定かではないが、
加害者はこの村では若い方・・・村八分的、孤立した挙句の凶暴なのか・・・何が有ったか恐ろしい!
目的地の黒部ダムに辿り着く・・・あいにくの天候でダムの放水はしていない・・・そうだろう・・・
時にはバケツをひっくり返す程の大雨・・・下流域での被害を無くすべく、放水は今日は無い。
原発反対、省エネだと、世間は勝手に騒いでいるが・・・次世代エネルギーを作り上げたこの偉大なダム、
これほどの事業を築き上げた痕跡を垣間見て、勝手な事を言ってる私達は何なんだ、再度考えさせられる。
雨はドンドン降り注ぎ、室堂へ辿りつけば景色は殆ど見られない。
少しの晴れ間に微かに見える立山連峰、所どころ残雪がチラホラ・・・黒い化粧で残っている。
雪と言えども真っ黒け・・・ツアー客のおじさん・・・これ中国の大気汚染で汚れてる・・・と
勝手な講釈を聞いてる人達も頷いている、そうでは無い、近くまで車は押しかけ、これ排気汚染だろう!
ガスに包まれ次第に残雪も見えなくなる、これで良かったのだ、黒い残雪なんて、見ない方が良いかも、
若かりし頃、この室堂から雄山に登ったあの光景、あの感激は・・・今も心の隅に残っている。
雨脚はきつくなり、恵みの雨は・・・黒い残雪を洗い流し、山里へと降り注いでいく。
随所にみられる名水の筒・・・ペットボトルに沢山ほり込んでバスに持ち込む人、満足そうだが、
最後まで飲む人、見た事も無い・・・恵みの名水・・・ペットボトルに入れればそれだけで満足か!
言ってる私はこの名水は飲まない・・・雨の日の名水、昔から飲まない事に決めている。
知識はそれぞれ違うのだが・・・色々な雑菌、多量に入る・・・そんな事は自分が知れば良い事成り。
その後の道中、車窓で見る吾輩の目線角度は、何時しか集落の光景を追いかけて居た。
飛び飛びの集落、家屋の裏山は杉・檜が整然と植林されているのだが、殆ど手入れされて無い。
枝打ちもされ無い・・・細い木立ちの杉が乱立、側面は竹藪が広がり、先祖の墓の際まで攻めて居る。
ああ・・・ここも過疎なのか・・・手入れされない山・・・先祖もこの光景をどう眺めて居るのだろう!
子孫の為にと、植栽事業も到る所で挫折、今や竹藪がこの周囲を占拠している姿が嘆かわしい。
そう言えば室堂からの下山道・・・杉の大樹が有った、樹齢1000年とか、中には空洞の大樹も有る。
雷に打たれたのだろう、中は黒焦げ、左右からひこばえ沢山伸ばしそれでも元気に生き伸びている。
この大樹・・・里山の人間の営みをどう眺めて居た事か1000年の道程・・・教えて欲しい!
自然木、枝ぶり良し、我庭師・・・こんな芸当、到底出来ぬ、かなわぬ事・・・頭を下げて下山する。
知る事を得る旅・・・この先も続けてみたい・・・急がなければ・・・
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