
人生足跡・・・少年期・・・(4)卑屈な人生のスタート!
|Posted:2012/06/15 23:09|Category : 人生足跡|
小学生唯一の楽しみは、伝書鳩、心を和ましてくれたのがこれである。今流の癒しの世界か。
自宅に帰ると待ってくれるのは伝書鳩、何時しか数も増え20羽程、子供が孵れば売りに行く、
休みの日曜日、自転車の荷台に鳥籠積んで生駒まで飛ばしに行く、楽しい思い出はここまで、
卒業間近の冬の出来事、丁稚家業も適当に、鳩を飛ばしに家を開け、当然父親の雷は落ちる。
仕事で面白くなかったのか、我が家では絶えず母親と口喧嘩、とばっちりは私の方に向かって来る、
有る日父親が突然屋根に上り、あっという間に小屋を全壊、突然の事で私には理解出来ない。
大切な鳩は事情も分からず暫く我が家の上空を徘徊している、ここから私の性格は急変する。
徘徊するのは、鳩だけで無い、我が家に帰る楽しみも無く、夜遅くまで遊び呆けた事が有る。
丁度その頃か、6年の終わる頃、小学校の校舎が全焼、火元の上の教室では卒業行事の練習中、
教室で待機していた折、臭い匂いと煙が廊下を伝って来て、無我夢中で非難した事を思い出す。
残された建屋は講堂だけ、当然授業も出来ない、学年別の分散事業が始まった、当然高学年は遠方へ、
長い道のりを地域外の佐保小学校へと集団通学、朝夕 テクテク舟橋通りを通って行く。
通り姿に、ハイカラな制服姿の女子学生、これが後の私の進路、育英中学へと向かわせる。
ここは結構授業料も高いそうな、お嬢様学校だとか聞いている、憧れはどんどん進んで行く。
学校を帰ると、何時もの様に父親の仕事が待っている、嫌がって居る事は、十分母親知っている。
中学は当然校区の学校へ、このままこの中学へ行けば丁稚家業は継続しなければ、私の自己防衛。
そこで母親に根回し、育英中学へ行きたい願を、毎夜、毎夜母親を口説いた私が居る。
本当はこの中学へ行きたいと思った事も無い、金の掛る学校へ行けば親も苦しむだろう!
そんな事は十分知っている、上の姉は大阪の金持ち学校へ進学し、自分にも権利有りと考える、
金は余分に掛ることも承知の上、それよりこの現状を抜ける為、出来るだけ遠い学校へ逃避する。
この一心な気持ちが母を苦しめるのだが、周りの話は聞く耳持たず、私は最期まで妥協しなかった。
私の味方は唯一母親で有り、どうにか父親を説得し、晴れて私学の育英中学へと進むので有る。
この中学校、自宅からは結構遠方に位置し、歩いて行くには遠すぎる、バスで通うにはお金が掛る。
そこで自転車通学のスタート、勿論荷台付きの自転車は嫌なもの、母親を口説き入学祝に新車を、
これが当時流行りの軽快車、久しぶりの楽しい通学となる、入学と共に部活は勿論柔道部。
目的は柔道では無い、出来る限り帰宅時間をずらすのだ、極力父親との遭遇を避ける為、
中学へ上がった頃からか、何か違うと悟るのだが、校区の環境と違い、何か溶け込めない雰囲気が、
周りの友達は何かゆとりが有るのだが、私には心のゆとりも無く、何時しか私は無口に成って行く。
衝撃な出来事は理科の授業に女性の教師が私に命名してくれた、アオモリガエルの観察授業に、
このカエルが私に似てると命名し、これが生まれた初めての、あだ名と言うものだ。
中学卒業まで、私のあだ名はアオモリガエル、ついでに国語の教師も私のあだ名を呼んでいる。
理由は解らない、今から思えば吉本流、教師は笑いを取ったのだろう、幼い私の心は傷付いた、
小柄な私、席順は何時も最前列、何故だか私の制服はダブダブで袖は肩に入れ、着丈は大きく、
皆の制服さまに成っている。父親曰く3年生まで着れるだろうと買ってくれたのがこの制服。
考えて見れば、小さな体に大きな制服、目はドングリで、今から思えば的を得たあだ名かな、
自分も今だから納得するのだか、幼い私の屈辱はこの出来事からドンドン増して行く事。
それが又私を卑屈にするとは当然家族も気が付かない!
卑屈な人生、これからどんどん進化する。
自宅に帰ると待ってくれるのは伝書鳩、何時しか数も増え20羽程、子供が孵れば売りに行く、
休みの日曜日、自転車の荷台に鳥籠積んで生駒まで飛ばしに行く、楽しい思い出はここまで、
卒業間近の冬の出来事、丁稚家業も適当に、鳩を飛ばしに家を開け、当然父親の雷は落ちる。
仕事で面白くなかったのか、我が家では絶えず母親と口喧嘩、とばっちりは私の方に向かって来る、
有る日父親が突然屋根に上り、あっという間に小屋を全壊、突然の事で私には理解出来ない。
大切な鳩は事情も分からず暫く我が家の上空を徘徊している、ここから私の性格は急変する。
徘徊するのは、鳩だけで無い、我が家に帰る楽しみも無く、夜遅くまで遊び呆けた事が有る。
丁度その頃か、6年の終わる頃、小学校の校舎が全焼、火元の上の教室では卒業行事の練習中、
教室で待機していた折、臭い匂いと煙が廊下を伝って来て、無我夢中で非難した事を思い出す。
残された建屋は講堂だけ、当然授業も出来ない、学年別の分散事業が始まった、当然高学年は遠方へ、
長い道のりを地域外の佐保小学校へと集団通学、朝夕 テクテク舟橋通りを通って行く。
通り姿に、ハイカラな制服姿の女子学生、これが後の私の進路、育英中学へと向かわせる。
ここは結構授業料も高いそうな、お嬢様学校だとか聞いている、憧れはどんどん進んで行く。
学校を帰ると、何時もの様に父親の仕事が待っている、嫌がって居る事は、十分母親知っている。
中学は当然校区の学校へ、このままこの中学へ行けば丁稚家業は継続しなければ、私の自己防衛。
そこで母親に根回し、育英中学へ行きたい願を、毎夜、毎夜母親を口説いた私が居る。
本当はこの中学へ行きたいと思った事も無い、金の掛る学校へ行けば親も苦しむだろう!
そんな事は十分知っている、上の姉は大阪の金持ち学校へ進学し、自分にも権利有りと考える、
金は余分に掛ることも承知の上、それよりこの現状を抜ける為、出来るだけ遠い学校へ逃避する。
この一心な気持ちが母を苦しめるのだが、周りの話は聞く耳持たず、私は最期まで妥協しなかった。
私の味方は唯一母親で有り、どうにか父親を説得し、晴れて私学の育英中学へと進むので有る。
この中学校、自宅からは結構遠方に位置し、歩いて行くには遠すぎる、バスで通うにはお金が掛る。
そこで自転車通学のスタート、勿論荷台付きの自転車は嫌なもの、母親を口説き入学祝に新車を、
これが当時流行りの軽快車、久しぶりの楽しい通学となる、入学と共に部活は勿論柔道部。
目的は柔道では無い、出来る限り帰宅時間をずらすのだ、極力父親との遭遇を避ける為、
中学へ上がった頃からか、何か違うと悟るのだが、校区の環境と違い、何か溶け込めない雰囲気が、
周りの友達は何かゆとりが有るのだが、私には心のゆとりも無く、何時しか私は無口に成って行く。
衝撃な出来事は理科の授業に女性の教師が私に命名してくれた、アオモリガエルの観察授業に、
このカエルが私に似てると命名し、これが生まれた初めての、あだ名と言うものだ。
中学卒業まで、私のあだ名はアオモリガエル、ついでに国語の教師も私のあだ名を呼んでいる。
理由は解らない、今から思えば吉本流、教師は笑いを取ったのだろう、幼い私の心は傷付いた、
小柄な私、席順は何時も最前列、何故だか私の制服はダブダブで袖は肩に入れ、着丈は大きく、
皆の制服さまに成っている。父親曰く3年生まで着れるだろうと買ってくれたのがこの制服。
考えて見れば、小さな体に大きな制服、目はドングリで、今から思えば的を得たあだ名かな、
自分も今だから納得するのだか、幼い私の屈辱はこの出来事からドンドン増して行く事。
それが又私を卑屈にするとは当然家族も気が付かない!
卑屈な人生、これからどんどん進化する。
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