
剪定作業を終え・・・憂鬱に成る事もある。
|Posted:2012/08/09 00:38|Category : 花木の想い|
18年前この庭の裏側は空き地、借景も頂けない野原、でも今新築が建っている。
私の庭作りは大きな樹木は植え無い、3年先、5年先、そして10年先を楽しみながらの作庭。
やがて樹木はそれぞれ大きく成長し台杉、楠木、シラカシ、キンモク、槇、真中には百日紅。
樹木は年々大きくなり、其れなりに手入れ方法にも手を変え丹精込めて庭作りを楽しんで来た。
台杉は年々幹の数も増え、時には堅い幹は抜いてやる、そして柔らかな杉木立が楽しめる。
楠木は大きくなり、幹回りも立派に育ち、手前の槇よりも堂々として添え物よりも主木に近い。
庭の中央には百日紅、これは私の心ばかりの配慮で有るが落葉樹は出来る限り隣接地に植え無い。
この百日紅、植栽時は小さな幹しか無かったが、今ではドンドン大きく枝に広がりを見せている。
今真っ盛りに淡いピンクの花を沢山付けて堂々と、こちらの庭の主木に成った。
大概の職人は元切りで何処彼処もスッポンポンの剪定、コブだけ残し、白骨の様相の手入れだが、
翌年は決まって箒状に暴れ、だらし無く花柄も大きく風情も何も無い、こんな百日紅は大嫌い!
私の顧客は年配の御方が多く、庭木は骸骨の様相を見せる事を忌み嫌い、このような剪定は避けて来た。
話はそれたが、この長年手入れした庭の前の空き地に綺麗な今流のお家が建った。
建った当初はこの庭も何ら変わらず見応えを見せて居たのだが、今この庭の風情は台無しの様相。
何とこの新築の裏側に手作りのバラック小屋が建っていた。
せっかくの新築の綺麗な御自宅だが、裏の物置を手作りで作ったご様子、それも境界スレスレ。
木は廃材、屋根は白い波板、樋は所どころホームセンターの値札が付いたその御仕事ぶり。
伸びきった樹木で気が付かなかったが、剪定を続けている内、この汚ならしさが見えて来た。
他人様の造作にケチを付けるつもりは無いが、裏の御家庭の庭木を見て少しは考慮出来ないか?
新築に費用を掛け、予算が無いから裏側の造作は手造り、この気持ちは解らないでも無い。
今流の日本人、自分さえ良ければの自己満足、相手に対する最低の体裁を考える余地も無し!
ついでに小屋の中身を覗き込んだが、軒に玉ネギぶら下げ、畑の小物が置いて有るだけ?
この程度の物を置く為に時間、浪費を費やしたのか、チョイト気の毒にも思えて来る。
帰宅時についでにこのお宅の玄関先を車で一回り、表は綺麗な造作だが、植木らしい物も無く、
立派なカーポートに車が2台入って居る。
成程、この施主さん、心のゆとりも無さそうと、一人で納得して帰路に立つ。
暑さの疲れと共に、やるせない気持ちに輪を掛けて、憂鬱な1日を過ごしてきた。
私の庭作りは大きな樹木は植え無い、3年先、5年先、そして10年先を楽しみながらの作庭。
やがて樹木はそれぞれ大きく成長し台杉、楠木、シラカシ、キンモク、槇、真中には百日紅。
樹木は年々大きくなり、其れなりに手入れ方法にも手を変え丹精込めて庭作りを楽しんで来た。
台杉は年々幹の数も増え、時には堅い幹は抜いてやる、そして柔らかな杉木立が楽しめる。
楠木は大きくなり、幹回りも立派に育ち、手前の槇よりも堂々として添え物よりも主木に近い。
庭の中央には百日紅、これは私の心ばかりの配慮で有るが落葉樹は出来る限り隣接地に植え無い。
この百日紅、植栽時は小さな幹しか無かったが、今ではドンドン大きく枝に広がりを見せている。
今真っ盛りに淡いピンクの花を沢山付けて堂々と、こちらの庭の主木に成った。
大概の職人は元切りで何処彼処もスッポンポンの剪定、コブだけ残し、白骨の様相の手入れだが、
翌年は決まって箒状に暴れ、だらし無く花柄も大きく風情も何も無い、こんな百日紅は大嫌い!
私の顧客は年配の御方が多く、庭木は骸骨の様相を見せる事を忌み嫌い、このような剪定は避けて来た。
話はそれたが、この長年手入れした庭の前の空き地に綺麗な今流のお家が建った。
建った当初はこの庭も何ら変わらず見応えを見せて居たのだが、今この庭の風情は台無しの様相。
何とこの新築の裏側に手作りのバラック小屋が建っていた。
せっかくの新築の綺麗な御自宅だが、裏の物置を手作りで作ったご様子、それも境界スレスレ。
木は廃材、屋根は白い波板、樋は所どころホームセンターの値札が付いたその御仕事ぶり。
伸びきった樹木で気が付かなかったが、剪定を続けている内、この汚ならしさが見えて来た。
他人様の造作にケチを付けるつもりは無いが、裏の御家庭の庭木を見て少しは考慮出来ないか?
新築に費用を掛け、予算が無いから裏側の造作は手造り、この気持ちは解らないでも無い。
今流の日本人、自分さえ良ければの自己満足、相手に対する最低の体裁を考える余地も無し!
ついでに小屋の中身を覗き込んだが、軒に玉ネギぶら下げ、畑の小物が置いて有るだけ?
この程度の物を置く為に時間、浪費を費やしたのか、チョイト気の毒にも思えて来る。
帰宅時についでにこのお宅の玄関先を車で一回り、表は綺麗な造作だが、植木らしい物も無く、
立派なカーポートに車が2台入って居る。
成程、この施主さん、心のゆとりも無さそうと、一人で納得して帰路に立つ。
暑さの疲れと共に、やるせない気持ちに輪を掛けて、憂鬱な1日を過ごしてきた。
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