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人生足跡・・・青春期・・・(8)どん底人生スタート始め。

正月明け同居人二人に何が起きたか知る由も無い、突然の事で話も聞けない。

一人の住居人中野を去って行く、狭い部屋に私が同居、それ故の引っ越しかと気を揉んだ、

女性が出来たとか、同棲するとの話で私とすれば一安心、それでも何時かは出て行かねば、

そんな折、自宅から送金が少しずつ遅れて来た、理由は定かでは無いがどうも家業が左前?

そして2月、突然同居人から西荻窪へ引っ越しすると聞かされるが、金も無く途方に暮れる。

事情を察知した同居人、次のアパートへ一緒に行こうと誘ってくれた、引っ越しは布団袋一つ。

お互い左程荷物も無く簡単に作業は終わるが、このアパート西荻窪駅の近場、大学までは程遠い、

新築のこのアパート、ひょっとしてこの人も良い女性が現れるのか気が気で無い。

下宿を探すまでお金を工面しなければ、焦りは有るが金は無い、考える日々が暫く続く。

当時、短期間でのアルバイト色々な事をやって見た、お金に成れば何でも良い、

記憶に残る最悪な仕事、上野での死体処理、その場所は地下室のヒンヤリした仕事場である。

水槽には身元不明の人達を解剖目的で蓄要とか、ホルマリンタップリのプールに一人一人包帯巻かれ、

水面に浮かんでくる死体を長竿で沈め、全体を満遍なくホルマリン漬けにする簡単な作業。

このアルバイトは当時我が校の先輩が好んで?してたらしい、先輩の紹介断る訳にもいかない。

当時のアルバイト料からすれば美味しい仕事でも有ったのだが、人間は時には恐ろしさを忘れ、

成れる事への恐ろしさが日々増してくる事に恐怖を感じ、現実逃避の手段で酒の量も増えて行く。

作業は簡単だが自分の神経の鈍感さが増す恐怖に、気が付けば2ヶ月でこの仕事を辞めていた。

稼いだ金は麻雀、パチンコ、女、酒に消え、下宿先を探す費用等出てこない。

意を決して 帰省する事にした、丁度同居人が車で松江に帰省するとか、同乗する事にする。

車はルノー、カッコいい車だが今姿を見る事も無い、高速道路も発達して無いこの時代、

東海道1号線、箱根を越え長時間かけて辿り着いた先は岐阜の叔母の家、夜半遅くの投宿で有る。

一夜お世話に成り、早速奈良へ向かうのだが、急に帰宅して慌てさせてはと電話する事にした。

幸い親父は松江へ出張とか、これ幸い成るかな、母親一人が待っていた。

事件は翌日我が家で起きた、旅の疲れで二人共熟睡しているが、隣の部屋が騒々しい、母親すかさず、

奈良見物してきたらと勧めるのだが様子がおかしい、何と税務署の執行官、早い話差し押さえ作業中、

知人を招いた翌日に、こんなバカなと思いつつ、奈良公園へ出向くのだが、カメラケースを開けて驚愕。

知人のカメラケース裏側に赤い紙が張って有る、どうやら床の間に置いていたカメラも差し押さえか、

帰宅時、母親税務署へ事情説明、どうにかこの場は無事済んだが、早々にこの知人に説明し松江へ送る。

翌日からが又大変、大阪から来た朝鮮人、罵りながら我が家へ土足で上がって来た、多少ヤンチャナ私、

ここは腹を据え無事引き揚げさせたが、今度は職人10人程がやって来た、賃金の未払いらしい。

今まで優しかった人達も顔つきは変わり、母親一人では対処出来ない、ここも私の出番か、

当時の職人達、私を好いてくれる人も多く久しぶりの再会、私の顔を立て理解してくれる人も居た、

こうして無事この場をしのぎ、親父が帰るまで保留する事に納得してくれるのである。

こう言う状況下、私の生活費など話す機会等全く無く、親父が帰る前に早々諦め上京する事にする。

不渡りを喰らい、空手形を切った親父、この先どうするのか、松江での進展知る由も無い。

ますます極地へ追い込まれ、夜行列車の窓際に、虚しさと腹を括った私が座って居た。
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